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研究所の取り組み

アンファー研究所では様々な医療機関や研究機関と連携し、
商品開発やサービスの開発、また未来の医学や社会の発展を目指しています。
ここでは、最新の研究成果や活動の報告を紹介します。

聖マリアンナ医科大学 幹細胞再生医学(アンファー寄付)講座(2009~)
聖マリアンナ医科大学 幹細胞再生医学(アンファー寄付)講座(2009~) 聖マリアンナ医科大学 幹細胞再生医学(アンファー寄付)講座(2009~)
日本初と言える培養表皮の臨床応用を実施した聖マリアンナ医科大学形成外科グループによる、毛髪再生技術の開発、エイジングケア治療など、新たな技術展開、再生理論に基づいた商品開発や再生医療の発展を目指しています。
日本医科大学 形成外科教室との取り組み (2012~)
日本医科大学 形成外科教室との取り組み(2012~) 日本医科大学 形成外科教室との取り組み (2012~)
メカノバイオロジーとは立体的な構造を持った細胞が、細胞周辺の環境から物理的な影響の変化を受けて、細胞の遺伝子発現が調節されることによって起こる生理学的現象を研究する学問です。アンファー研究所では、この学問に着目しており、日本医科大学形成外科科学教室との研究を進めています。
順天堂大学医学部附属順天堂医院泌尿器科との取組み(2014年~)
順天堂大学医学部附属順天堂医院泌尿器科との取組み(2014年~) 順天堂大学医学部附属順天堂医院泌尿器科との取組み(2014年~)
日本が世界の中でも類を見ない不妊大国であること、今ますます不妊問題が深刻化していること、不妊治療に対する認識や周囲のサポートが低いことなど、我が国は不妊治療に関するさまざまな課題を抱えています。アンファー研究所では順天堂大学医学部附属順天堂医院泌尿器科と共同でこの問題に立ち向かうべく、男性不妊に対するサプリメントについて共同研究を行っています。
東京大学大学院 工学系研究科 電気工学専攻 染谷研究室との協業(2014年~)
東京大学大学院 工学系研究科 電気工学専攻 染谷研究室との協業(2014年~) 東京大学大学院 工学系研究科 電気工学専攻 染谷研究室との協業(2014年~)
近年、中高年以上の男性において加齢に伴う男性ホルモンの低下により様々な症状を呈する状態、いわゆるLOH症候群(late-onset hypogonadism syndrome;加齢男性性腺機能低下症候群)が注目を集めています。加齢による男性ホルモンの変化は20代をピークに穏やかに減少します。この男性ホルモンの低下を自覚する最も現実的なバロメーターは夜間勃起現象です。アンファー研究所はこの睡眠時夜間勃起現象を評価する最新技術を用いたデバイスを協業して開発しています。

各研究機関との強固なリレーション

聖マリアンナ医科大学
幹細胞再生医学(アンファー寄附)講座(2009~)

  • 井上肇 特任教授 聖マリアンナ医科大学 幹細胞再生医学(アンファー寄附)講座
  • 井上肇 特任教授
    聖マリアンナ医科大学
    幹細胞再生医学(アンファー寄附)講座

研究の背景

培養表皮移植術、PRP細胞治療技術を用いた再生医療
井上特任教授の研究室では、日本で初めて患者さんから採取した少量の皮膚を用いて表皮細胞を大量に培養し再生された培養表皮を移植する事で、重度熱傷患者や広範囲に皮膚の障害を持つ患者さんの救命を行ってきた先進的な再生医療を実用化した臨床研究グループです。
近年ではこれまで満足すべき利用法が確立されていなかった褥瘡を含む難治性皮膚潰瘍に対して、患者さんご自身の血液から濃縮した血小板を適用する多血小板血漿を用いた『PRP療法』を確立しました。この治療法は当講座にて技術改良され、厚生労働省から承認が得られた治療法として様々な医療現場で適用されてきました。

研究活動

毛包の幹細胞を用いた再生医療の発展
現在再生治療の方法としてiPS細胞を用いた幹細胞治療の応用が注目され、様々な研究活動が活発に行われて進歩しております。また一方でiPS細胞の臨床応用には癌化など解決しなければならない課題も多く、安全な治療として活用されるまでにはまだまだ時間がかかると考えられます。
そこで当講座では、より現実的、かつ安全に幹細胞を用いた治療を確立するために、iPS細胞ではなく、人体に多く存在する毛包上皮幹細胞と脂肪由来の間葉系幹細胞を採取して再生医療に応用できる研究を進めています。これらの幹細胞を用いた再生治療により、失われた毛髪を再生することから脊髄損傷の治療に至るまで幅広い活用を目指し、臨床応用に向けて研究を推進しています。

日本医科大学
形成外科学教室との取り組み(2012~)

  • 小川令 主任教授 日本医科大学 形成外科学教室
  • 小川令 主任教授
    日本医科大学

研究の背景

メカノバイオロジーの研究
三次元構造である人間の体は、地球の重力をはじめとする様々な物理的な力に影響を受けて成り立っています。これを細胞のレベルで考えると、細胞自体も物理的な力を受けて形態学的に変化したり、細胞内外での物質の移動が生じたりすることにより、遺伝子の発現が調節され、さまざまな役割を担うことがわかってきました。これを逆に利用して、傷を治療したり、組織を再生しようとするのがメカノバイオロジー研究の臨床応用です。細胞に物理的な刺激を与えることによって生じる変化を解明するとともに、意図的に細胞に刺激を加え、創傷治癒を促進させたり、幹細胞に力を与えることで機能を持った細胞に分化させ、組織再生を行うこと研究が盛んに行われています。

アンファー研究所との取り組み

頭皮の伸展刺激による毛髪再生研究
以前から頭皮マッサージによる血流促進が、育毛、発毛に効果があると慣習的に考えられてきましたが、その理由は科学的に証明されたものはありませんでした。
そこでアンファー研究所では、日本医科大学形成外科 小川令 主任教授と共に、一定条件化の伸展刺激を与えた毛乳頭細胞がどのような毛髪関連遺伝子を発現するかに着目した研究を開始しました。これはこれまで科学的根拠が皆無に等しかった頭皮マッサージによる有効性を遺伝子レベルで解明する、初めての試みです。この研究は育毛・発毛に対して効果的なマッサージ方法の開発や添加する機能性原料の選択に実用できる画期的な研究になる可能性があります。 小川令 主任教授 日本医科大学 形成外科学教室

順天堂大学医学部附属
順天堂医院泌尿器科との取組み(2014年~)

研究の背景

日本が世界の中でも類を見ない不妊大国である現状において、不妊症の約40%は男性に原因があると言われています。さらに、最近のストレス社会を反映して、日本人男性には勃起障害が増加しており、その患者数は1000万人以上と推測されています。
その一方で「男性不妊」を専門とする医師は、日本に多くいないのが現状です。日本生殖医学会によると、不妊治療の専門医は全国で467人、そのうち男性不妊を専門とする医師は41名(2014年調べ)と非常に少なく、1割にも達しません。専門クリニックの数が少ない分、足を運ぶきっかけは少ないですが、「男性不妊の専門医に、早い段階で会えていたらもっと良かった。妻ばかりに負担をかけずに、妊娠・出産までいけたのではないかと思う」という男性もいます。

アンファー研究所との取り組み

不妊治療で使用される薬剤は、精子のエネルギー代謝や抗酸化作用などに着目した薬剤が多く、ビタミン剤やカリクレイン製剤、各種酵素剤や微量元素製剤、漢方製剤などが使用されています。特発性造精機能障害の患者への薬物療法は、決定的な治療法ではないので大きな期待はできませんが、その一方で、一部効果を示す症例もあります。このような症例は精子数の増加、精子運動率の増加により、体外受精や顕微授精などが必要な状態から、自然妊娠可能な状態となるのです。
そこでアンファーを含む研究機関では、乏精子症、精子無力症に効果があるとされる7種類のサプリメントを混合したアソート型のサプリメントを開発し、その効果を証明する臨床研究を順天堂大学医学部附属順天堂医院泌尿器科とともに行っています。

東京大学大学院 工学系研究科 電気工学専攻
染谷研究室との協業(2014年~)

研究の背景

中高年男性は、加齢とともに男性ホルモンが低下することで、更年期障害症状を発症します。最近、この男性更年期障害が注目されていますが、男性ホルモンの低下を自覚する最も現実的なバロメーターは夜間勃起現象です。正常の男性では8時間の睡眠中に10~15分継続する勃起状態が3~6回起こるとされており、それらは陰茎基部で3cm、冠状溝部で2cm以上の周囲長の増加と70%以上の硬度の増加を伴い、レム睡眠時に起こるとされています。
従来この勃起機能の客観的評価する装置としてリジスキャン(米国Dacomed社)が用いられてきました。夜間勃起現象を定量的に評価する検査法としては唯一の正確な測定装置です。

アンファー研究所との取り組み

リジスキャンは、陰茎周長と硬度の変化を連続的に記録する事が可能で、勃起の有無・回数だけでなく、勃起の程度や勃起の持続時間も計測可能な非常に優れた診断装置です。しかしこの装置の弱点は、簡便さに欠け、検査時の患者への負担が非常に大きいことでした。アンファー研究所は、男性ホルモン分泌のバロメーターである睡眠時夜間勃起現象を患者の負担が少ない形で、定量的に評価し得る新たなウェアラブル検査デバイスの開発を東京大学大学院 工学系研究科 電気工学専攻 染谷研究室と協業して行っています。