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第24回日本形成外科学会基礎学術集会で研究発表

10月8日、9日の2日間、盛岡で開催された第24回日本形成外科学会基礎学術集会で、アンファーと連携する医療チームであるメンズへルスクリニック東京の小山太郎医師が「超高分解能頭皮MRIを用いた男性型脱毛症の画像診断に関する研究」について口頭発表しました。 男性型脱毛症(AGA)と加齢に伴う頭皮解剖の変化の関連については、非侵襲的に頭皮の状況を観察することが困難なために、これまでの限定的な知見しか存在しませんでした。またAGAの進行状況の客観的評価は少なく、患者の立場に立った診察や臨床現場での研究を発展向上させるうえで制約になっています。一方で近年の技術革新によって超分解能のMRI撮影が可能となり、様々な領域で新たな診断方法として期待が高まっています。 今回の発表は年齢に比して毛髪が充分豊富なボランティア男性3人(コントロール群)とAGAの進行したボランティア男性3人(AGA群)でMRI検査には3テスラMRI装置を用い、超分解能撮影像による頭皮イメージを取得し解析しました。

超高分解能頭皮MRIを用いた男性型脱毛症の画像診断に関する研究を発表する小山太郎医師

その結果、AGA群はコントロール群に比べ、毛髪が薄い頭頂部において頭皮の厚さが薄い傾向が見られました。今回の研究ではMRIでは得られなかった高い空間分解能による明瞭な頭皮の解剖学的情報の描出が可能になり、新たなAGAの客観的評価方法を確立できる可能性を示唆しました。 また、ポスター発表で「頭皮マッサージが毛髪に及ぼす影響の検討」を日本医科大学形成外科教室とメンズへルスクリニック東京の3機関で発表しました。聖マリアンナ医科大学幹細胞再生医学(アンファー寄附)講座からは「男性型脱毛症の遺伝子系の評価」を発表しました。抜いてきた毛の毛乳頭細胞から特定の遺伝子発現量を測定し、男性型脱毛症の進行リスクを予測するという研究です。

聖マリアンナ医科大学幹細胞再生医学(アンファー寄附)講座 特任講師の佐藤有里先生

アンファー開発部の波間隆則シニアフェロー(左)と小山医師(右)

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