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トラブル対策

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1 フケ対策

実はフケにも種類があります。タイプにあった対処法を!

 頭皮は他の皮膚と同じく約4週間の周期でつくられています。健康な頭皮の表皮細胞は、およそ4週間で最外層の角質層になり、6週で剥がれ落ちます。フケは何らかの理由でこのターンオーバーが早くなって、角質細胞が完全に角化しないまま塊となって剥がれ落ちたものです。
 フケやかゆみが起きるのは、髪の洗い方や回数、不規則な生活習慣、外界からの刺激物、マラセチアという真菌などの影響が考えられます。

【乾燥したフケ】

乾燥しているフケが気になる場合、必要以上に潤いを奪い取っている可能性があります。

洗浄力の強いシャンプーの使用や、洗髪中の過度の摩擦、頭皮の乾燥などが、微細で乾性のフケの誘因となることがあります。頭皮に負担をかけにくいアミノ酸系シャンプーを使用し、頭皮に保湿効果がある頭皮用のトリートメントやローションを使用して乾燥を防ぎましょう。

また、かぶれ(急性湿疹性変化)が起きると、細かい乾いたフケがぱらぱらと落ちてしまいます。痒みがあるため、頭皮を引っ掻くと、頭皮の炎症が起きてさらにフケが増えてしまいますので注意が必要です。

【べたついたフケ】

洗髪をしなかったり、洗髪の仕方が悪くて皮脂や汚れが残っている場合、頭皮の皮脂が多い場合に見られます。2度洗いなどしっかりと洗髪するように心がけましょう。
下記の脂漏性湿疹との鑑別を要する場合があります。

【その他のフケ】

頭皮に紅い斑点が浮かび、脂性で厚みのあるフケの量が多い、(かゆみを伴う事がある)場合は、皮脂を好むマラセチアという真菌(カビ菌)が関与し、脂漏性湿疹が生じていることがあります。脂漏性湿疹は、皮脂の遊離脂肪酸への分解が促進され、それが皮膚を刺激してフケの発生を多くすると考えられています。シャンプーは強くこすり過ぎないように注意し、指の腹でやさしく洗い、すすぎを十分に行うようにしましょう。

2 乾燥対策

乾燥した頭皮はこするとトラブルに。保湿が大切です。

 乾燥すると、髪の内部から水分が奪われてしまいます。キューティクルが傷んだ状態では、水分が保持できないので、リンス、コンディショナーが必要です。
 頭皮の乾燥がある場合は、シャンプーで清潔に保つことが必要で、シャンプー後は保湿性の高いノンアルコールタイプの頭皮用ローションなどを使用すると良いでしょう。頭皮が乾燥している場合は、乾燥した頭皮をこすると皮膚炎を生じやすいので、ブラッシングのクシが頭皮にあたらないように注意してください。

3 紫外線対策

紫外線のダメージは髪も頭皮も受けている。

 日本の紫外線量は、5月~8月にかけて最も多くなります。紫外線は、毛髪のタンパクを変性させ、髪の傷みの原因となります。髪の内部に空洞を発生させるため、引っ張った際の強度が低下して切れ毛になったり、ぱさつきが起こったりします。表面に出ている髪の毛は自分で修復する能力を持たないため、紫外線による損傷が重なり6~8枚あったキューティクルが2枚以下になると枝毛になります。髪が傷むと、髪自体の元気がなくなった印象になり、ボリューム感の低下を感じさせます。さらに、ユウメラニン色素が酸化分解するので、髪の赤色へと変色する原因になります。

 紫外線対策として、帽子をかぶる、日傘をさす、髪に頭皮用の日焼け止めスプレーを塗布する、などの対策が有効です。
 日傘の場合は、濃い色の厚手の布のものがよく、帽子の場合は、薄めの色で、なるべく圧迫のない通気性の良い物がよいでしょう。
 強い紫外線によって日焼けした頭皮は、乾燥しており、刺激を受けやすい状態にあります。シャンプーで汚れを取り去ったら、ローション等で潤いを与えるとよいでしょう。サンスクリーン剤は、通常の生活ならSPF20、登山や海水浴の場合はSPF30程度で、PA++か+++のものを使用するとよいです。多めに塗布し、必要に応じて防水性のものを用意しましょう。

4 汗対策

汗の放置は、頭皮の場合でも臭いの元。

 体温調節のためのエクリン汗腺から分泌される汗は、約99%が水で、ほかに乳酸、尿酸、アンモニア、アミノ酸、分泌型IgAが含まれています。
 汗(エクリン)は、皮脂と異なり、洗浄力のマイルドなシャンプーやぬるま湯でも流れます。汗は常在菌によって分解され、髪の不快な臭いの原因になります。殺菌作用があるピロクトンオラミンやグルコン酸亜鉛などを含んだシャンプーで洗うとよいでしょう。

5 皮脂対策

皮脂にも頭皮を守る役割があります。

 頭皮の皮脂は中性脂肪、コレステロール、スクワレンで構成されています。皮膚表面の常在菌によって、頭皮の皮脂は脂肪酸とグリセリンに分解され、脂肪酸は空気中の酸素によって脂質が過酸化(酸素原子が過剰に結合されること)し、頭皮に刺激を与えてしまいます。
 皮脂の量は思春期に急激に増加し、女性は成人前後、男性は30歳前後をピークに減少していきます。皮脂腺は男性ホルモンの影響を受けて肥大しやすいですが、生活習慣や環境などの複数の要因があり、原因が特定できないことも多いです
 ただし、皮脂は悪いことだけではなく、肌のトラブルを防止する役割を有していますので、必要以上の洗髪は頭皮に悪影響をもたらすこともあるので、気を付けましょう。

6 静電気対策

静電気は枝毛、切れ毛の原因にも。

 空気が乾燥している冬は静電気が起きやすい季節です。乾燥した髪をブラッシングすると静電気が起こりやすくなり、その状態では髪はぱさつき、キューティクルが壊れ、内部のアミノ酸や水分が失われてしまいます。また、枝毛や切れ毛の原因にもなります。
 髪の乾燥を防ぐためにシャンプー後はコンディショナーで保湿し、ブラッシング前に整髪用スプレーや蒸しタオルなどで軽く湿らせるのも効果的です。

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