PEOPLE

人を知る

部長×専務対談

若手が数多く活躍するアンファー。
その中でも、スピード昇進をはたし、29歳で部長になり、現在39名の社員を統括しているのが吉田 南音。
どのようなモチベーションで、どのようにしてキャリアを形成してきたのか。
2016年に入社した、現在の上司である叶屋 宏一専務取締役との対談で、部下には見せたことがない、本音を語ってもらいました。

参加者
  • 吉田 南音 チャネル戦略部 部長
  • 叶屋 宏一 専務取締役

怒られても、ビビらずに、とにかく前に出る。

吉田は、部長になってどのくらいに経つんだっけ。新卒で入社したんだよな。

そうです。新卒採用で7年目になります。部長になったのは、2017年3月なので、まだ1年経っていません。

そうか。吉田とはよく話すけど、あまり吉田の経歴って詳しく聞いたことないよね。

ないですね。せっかくの機会ですからお話すると、私はこれまで、ずっとデジタルマーケティング業務に携わってきました。最初の3年間はWEB広告の分野で、広告費をなるべくかけずに、新規のお客様をどのように獲得していくかを考え、実践してきました。もちろん広告なので、お客様がクリックしたくなるようなバナーやページの制作にも取り組みました。それからは、自社サイトの運営を行った後に、九州にあるコールセンターの研修に参加しました。そこでリアルなお客様の声(相談・問い合わせ)を聞く体験をしたんです。とにかく、九州で学んだことが大きかったですね。

へー、具体的にはどんなこと?

それは、既存のお客様をしっかり育てていくことで、企業の売上の基盤をつくれるということです。今まで広告の業務を通じて、どれだけコストパフォーマンス高く、お客様を獲得できるか。そればかり数字で追っていたんですが、CRM※1の顧客満足度や顧客ロイヤリティを高めて生まれた利益で、広告を展開して、新たなお客様を獲得していく。CRMと広告が、自分の頭の中でつながってCRMにも力を入れるようになりました。そこから、ダイレクトマーケティング※2にも足を踏み入れて、楽天市場やamazonなどのオンラインモールを担当し、売上を向上するための、新たな施策を次々行っていきました。

※1 CRM:顧客管理を行って売上や満足度を伸ばしていくこと。
※2 ダイレクトマーケティング:小売店などの中間業者を介さずに直接、消費者に製品を販売する方法。メーカーが消費者に対して直接、製品を販売すること。

たしか、このタイミングで課長に昇進したんだっけ?

そうです。そしてしばらくして、広告と自社サイト、オンラインモール、CRMの、全部をまとめたチャネル戦略部という部署をつくってもらって、いまは部長として、その部署を任せてもらっています。

そうか、デジタルマーケティング分野のすべてに携わってきたということなんだね。チャネル戦略部だと20代が中心で、若手が活躍しているけど、そのなかでも吉田は、スピード出世だよね。これまで、どんな意識で仕事をやってきたの?

今は想像できないかもしれませんが、若手の頃は、「とにかく前にでる!」ということは意識してやってきました。

それは、今も感じる。

そうですね(笑)。でも、昔よりは落ち着いたと思います。以前は、なんでもチャンスと捉えるように考えて、寝る間がなくても、前に出て。前に出ると、必ず何かが得られると自分に言い聞かせて、必死にやっていました。

たとえば、どんなこと?

それこそ、役員への提案は相当やっていました。当時は、役員への報告会が週2回(月・木)あって、毎週フル出席して、通りづらい案件も「私がやります!」と手を挙げて取り組んでいました。なので、火曜日と水曜日に企画を考えて、マーケティングデータを準備して、木曜日に提案して、ダメ出しを受けたときは、木曜日中に修正して、金曜日の別の会議に参加させてもらって、承認を得たりもしました。そして、また月曜日に備えて企画を考える。そんな感じです。

なかには、知見のない案件もあって、リスクもかなりあるよね。

まずは自分なりに考えてやってみるので、だいたい怒られるんですけど。でも、そこでビビるよりは、自分が前に出てやったほうが、自分のためになるだろうと思って、これを3〜4年続けていました。

「同期には負けたくない!」それが全てのモチベーション。

常に「一歩前に出る」ことを続けることができた、吉田のモチベーションって、何だろうね。単純に出世欲でもないよね。

出世欲もあるかもしれないですが、少なからず同期よりは「上にいきたい」という想いはありましたね。負けず嫌いというのはあると思います。

負けず嫌いね。

個人的な考えなので、否定するわけではないんですが、飲みの誘いは断らないとか、付き合いがいいということでは出世したくなかったんです。若手の頃は特に。それもビジネスとしての能力だとは思うんですが、やっぱり「きちんと結果を残す」ということで評価されたいとずっと思っていました。だから、新人の頃は、先輩や上司からゴルフに誘われても、いつも「私はやりません。その分、仕事します」って応えていました。ちょっと、ひねくれていたと思います。

だから、今もゴルフを誘っても行かないのか(笑)。

誘われていないですよ(笑)。叶屋さん、プライベートでは部下と一緒に、サッカーを観戦したり、ゴルフ、テニスや麻雀をやったりしていますよね。

そうそう、楽しいよ。

そうですよね。最近は、私も反省して、後輩やメンバーには「ちゃんとお付き合いはしなさいよ」と言っています。若い頃、そうしたお付き合いをせずに、役職についてしまったので、今ではどこからも誘われなくなって、寂しいんですよね。

じゃあ今度誘うよ。

お願いします。

思い通りにいかない、大きな挫折を経験

これまでの経歴を聞いていると、自分なりに目標を決めて、頑張ってきて、着実にキャリアを築いてきたように見えるけど、そこはどうだったの?もうダメだって、ことはなかったの?

やっぱり、自分の限界を感じた、とても苦しい時期はありますね。

あるんだ。いつごろ?

2014年だったと思います。オンラインモールを担当したのちに、当時若手のメンバーが集められて、「経営戦略室」という部署が1つできたんです。そこに異動したときですね。

どんなことをやっていたの?

さまざまな部署を、経営的な視点でまとめ上げていく部署で、私はWEB担当として、関連部署にアドバイスを行っていました。でも、まだまだ経験が乏しかったので、うまくいかなかったですね。

人がついてこないとか、そういうこと?

まさにそうです。たとえば、私がWEBの部署に提案しても、その部署には、課長がいますし、私と意志の疎通ができていないと、メンバーもどちらの意見を聞けばいいのかということにもなり、なかなか仕事が前に進まないこともありました。それで、このままじゃダメだと思って、会社の意向に背いて「部を異動させてください」と言ったんです。

初めて異動願いを申し出た?

はい。異動願いなんて、言ってはいけないと思っていたので。それまでは、どんな案件にも「やります!」と自ら手を挙げて、やってきて、それなりに評価してもらっていたと思うんですが、それを一旦ゼロにしてでもいいから、自分のやりたい仕事をやろうと思って。それで希望したのがCRMの仕事でした。

それから、CRMをイチから学んで取り組んだ。

はい。外部セミナーに参加して、徹底的にCRMの基本を学び、定期購入のお客様をどれだけ増やすかが重要だと知り、新たに会報誌をつくったり、1年以上購入されていないお客様の掘り起こしをしたり、さまざまな施策を展開しました。

一度はくじけてはしまったけど、その後はリカバリーしようと頑張ったわけだ。

それがしたくて選んで、会社にもその希望を叶えてもらったわけですから、やるしかない。そんな気持ちです。

腹をくくってやるしかない。それで施策について、結果はどうだったの?

それで、少しずつ結果に結びつくようになって、会社にも認められるようになって、1年経ったぐらいのときに課長に昇進することができました。

でも、さっき吉田が、会社の意向に背いたと言ってたけれど、それは関係ないと思う。やっぱり人には、向き不向きがあるから、1回や2回うまくいかなくても大丈夫だし、やりたいことを発信すれば、本人の意思を尊重してもらえる環境はアンファーにはあるからね。

今は、それを実感しています。

先輩からのある一言で、考え方が一変した。

振り返ってみて、部長になって、メンバーのときとは大きく変化したということはある?

以前は上を見て、仕事をしていたと思いますが、今はメンバーを見て、仕事をするようになりました。

大きく変わったね。それは、なぜ?

初めて課長になったときに、先輩から言われたんです。「南音なら役員室に突っ込んでいって、自分の企画を強引にでも通せると思う。でも、ぱっと後ろを振り返ったときに、メンバーが誰もついて来なかったら、その企画は絶対にうまくいかないぞ。でも俺はお前を助けるから、南音も上を見て仕事をするんじゃなくて、ぜひ、みんながついてきたいと思うような仕事をしてほしい」と。この言葉をもらってから、ほんとに考え方が一変しました。

そうやって声をかけてくれるなんて、ありがたいよね。

本当に嬉しかったですし、たしかにそうだなと思いました。これまでは、自分の評価が上がれば、それでいいと思ってやっていたところもあったんですが、今はみんなでゴールを決める。心からメンバーのことを考えて、仕事をするようになったと思います。

それは、私からみてもそう思うよ。メンバー一人ひとりの特性を考えて、仕事を割り振ったりしているしね。

「その案件だったら、こいつがすごくうまくやるから声かけて」とか、メンバーを活かせるように、他部署との橋渡し役をやるようにしていますね。

そうすると、メンバーにとっても仕事が楽しくなるからね。

ほんとですよね。僕が経験したように人によって得手不得手がありますから。また誰と誰を組ませるかで、パフォーマンスが変わってきたりもします。だから、普段から、メンバーのことはよく見て、積極的にコミュニケーションを図るようにしています。

「全体最適」を考慮した、新たな提案を行っていきたい。

逆に叶屋さんに質問したいんですが、いいですか?

なんでもいいよ。

上司の立場からみて、僕ってどうですか?

よく頑張っていると思う。特に、人のマネジメントに関しては、担当を変えたり、職務を変えたり、仕事のレイヤーをあげて権限委譲させたりして、部下に成長をうながす動きや、組織として機能をさせる取り組みを常に考え、実践しているしね。メンバーと面談をしていても「今は、とても成長を感じています」とみんな口をそろえて言っているので、そういう部分はすごいと思うし、私自身も勉強になっている。

そこまで褒められると、気恥ずかしいですね。

あと、若いときはイエスマンだったと言ってたけど、今はだいぶ変わったよね。私と話をしていると、議論を交わす場面も多く、自分で納得してからやっているようにみえるけど。納得できたら、やり方も考えて、最後までやり遂げるところは、流石だと思う。

反対に、ここはまだまだというところはどこですか?

マーケティングだったり、販売だったりは経験してきたわけだけど、会社全体の数字をみるとかの財務的な視点は、これからもう少し勉強しないといけないだろうね。以前、話をしたときに、自分自身でも課題とあげていた「全体最適」という視点も、今後必要になってくるだろうし。管理職に昇進した当初は、自分の部署のメンバーを守るというか、自分の部署の数字さえできればいいというような偏った考え方をしていたようだけど、ここ半年間で改善してきたと思う。今後は、営業とWEBを含めて売上をどう伸ばすか。会社としてどうやって利益を伸ばしていくか。徐々に積んでいってもらえたらなあと思っている。

ご指摘のとおりで、当初は自分のチームづくりをするのに必死でしたし、そこしか見ていなかったと反省しています。いまは僕の下に課長も増えたので、そことコミュニケーションを図れば、上手くまわるようになってきましたし、自分の部署だけをみていなくてもよくなってきました。なので、次は会社全体のことを考えていくということに自分としても重きを置いていきたいと思っています。

部課長をつなげるパイプ役になりたい!

最後に、今後チャレンジしたいことは?

最近、いろんな人とお話をして、まずは部課長の皆さんの意思統一を図るのが、この会社にとってすごく重要なんじゃないかなと思っています。もちろん売上や利益とか、会社の目標というのもあるんですが、会社の中に人・モノ(情報)・お金とある中で、アンファーはやっぱり「人」が大事だなと思っています。仕組みだけできても、そこで活躍する人同士の連携がとれていないと、うまく回っていきません。そのためには、お互い信頼できないといけないだろうし、それを僕がつなぎ役として、みんなをまとめていくということができれば、と考えています。どこをゴールにするのかというのは考え中のところはありますが・・・ぜひチャレンジしたいと思っています。

そうだね。そこは期待している。アンファーも、これから新たなビジネスにもチャレンジしていくからね。

頑張ります。

PAGE TOP