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2018.10.31

男性型脱毛症治療薬ミノキシジルの発毛効果増強を志向した スクリーニング法の開発

~2018年日本薬物動態学会・MDO国際合同学会にて発表~

アンファー株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:三山 熊裕 以下「アンファー」)は、岩手医科大学薬学部、メンズヘルスクリニック東京(本社:東京都千代田区、院長:小林 一広)との共同研究において、男性型脱毛症治療薬ミノキシジルの発毛効果増強を志向したスクリーニング法の開発について、2018年10月1日~2018年10月5日金沢で開催された日本薬物動態学会・MDO国際合同学会において発表しました。

【発表演題概要】

発表タイトル:Development of methods to enhance the effects of minoxidil through the increase in expression and activities of minoxidil-activating sulfotransferases in human keratinocytes

発表者: 岩手医科大学 小澤 正吾

共同研究者:アンファー株式会社 長田 康孝、波間 隆則

      医療法人社団ウェルエイジング メンズヘルスクリニック東京 小山 太郎、小林 一広

      岩手医科大学 佐々 朋広、寺島 潤、幅野 渉

      聖マリアンナ医科大学 井上 肇

【研究の背景・目的】

男性型脱毛症治療薬ミノキシジルは硫酸転移酵素(SULT)分子種により活性体に導かれて効果を発揮します。SULT分子種のうち、SULT1A1は頭皮の角化細胞に存在し、ミノキシジルの活性化反応を触媒する主なSULT分子種であると考えられています。今回、角化細胞内のSULT1A1をはじめとするSULT分子種の発現誘導や活性増強させる植物由来製剤や化学物質、薬物代謝酵素を誘導する物質をスクリーニングすることで、ミノキシジルの発毛効果を高める物質を見出すことを目的としました。

【研究結果・考察】

植物由来成分、化学物質のうち、肝によく発現し内因性ステロイドのデヒドロエピアンドロステロンを基質とするSULT2A1は、今回ヒト表皮角化細胞(NHEK)では発現が認められませんでした。一方、薬物代謝酵素を誘導する10μMリファンピシンでコレステロールの硫酸抱合反応を触媒し皮膚での存在が報告されているSULT2B1b、ゲンチアナ含有製剤や日本薬局方ゲンチアナ末によりSULT1A1の発現上昇が認められました。さらに、ゲンチアナ末ではミノキシジルSULT活性亢進も認められました。ゲンチアナ末はSULT1A1の発現を増幅させ、かつ酵素活性を増強させたことから、ミノキシジルの発毛効果を高められる可能性が見出されました。

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