[公開日]
2021/02/02
[最終更新日]
2021/10/13

勃起不全の最新治療マシンを専門家・小山太郎先生が解説!

目次

0:18​ 川和真奈美さん登場
0:23​ 小山太郎先生登場
0:45​ 男性更年期障害とは?
1:13​ 男性更年期障害の症状
1:33​ EDの症状とは?
2:08​ EDが疑われる確率は?
2:25​ EDの治療法とは?
2:55​ 投薬の効果とは?
3:00​ 「シルデナフィル」「バルデナフィル」「タダラフィル」
4:13​ 投薬以外の治療法は?
4:41​ ED回復マシンとは?
5:19​ 衝撃波の強さは?
5:42​ レノーバをどれくらい使うと効果が?
5:59​ 今回のおさらい

はじめに

成人男性を悩ませる、ED(勃起不全)。加齢に伴い、勃起の維持に必要な陰茎への血流を確保できなくなる事で生じます。

その背景には陰茎の血管老化があり、糖尿病や高血圧などの基礎疾患や、ときに男性更年期障害が潜んでいる場合もあります。ED治療は投薬治療が一般的ですが、最近脚光を浴びている治療法に、マシンによる体外衝撃波があります。

EDや男性更年期障害の概要、EDの治療法、体外衝撃波によるED治療のメリットなどを解説します。

EDをもたらす男性更年期障害とは?

男性の心身に変調をもたらす男性更年期障害

加齢に伴って訪れるED(勃起不全)に悩む男性は少なくありません。EDは陰茎の血管老化によって生じます。高血圧や糖尿病などの基礎疾患がEDに影響することがわかっています。また、EDと合わせて疲労感や不安感など身体、精神の症状が現れた場合、男性更年期障害を疑います。

男性更年期障害は、40歳代以降、男性ホルモンの低下によって諸症状が出現する疾患で正式には「加齢男性性腺機能低下症候群」あるいは「LOH症候群」といいます。

男性ホルモンの役割は、勃起や性欲といった性機能以外にも、セロトニン、ドーパミンなどの神経伝達物質を介して不安感の解消や、多幸感といった精神面、筋肉量の増大や造血作用などの身体面など多岐にわたっています。

そのため、加齢に伴って男性ホルモンが低下すると、イライラ、不安感、睡眠障害などの精神症状、肥満、筋力低下、関節痛、疲労感などの身体症状、勃起不全、早朝勃起の消失などの性機能症状など、多岐にわたって症状が現れる場合があります。

【男性更年期障害の症状】

男性更年期障害の症状としては、以下のものが挙げられます。

【更年期障害の症状(1)性機能関連症状】
 ・性欲の低下
 ・勃起不全
 など

【男性更年期障害の症状(2)精神・心理症状】
 ・気持ちの落ち込み
 ・不安感
 ・抑うつ、短気
 ・睡眠障害
 など

【男性更年期障害の症状(3)身体症状】
 ・発汗
 ・ほてり
 ・疲労感
 ・睡眠障害
 ・筋肉量と筋力の低下
 など

EDとはどのような症状を指すのか

どれくらいの症状になるとED?

EDは、英語の「Erectile Dysfunction」の略です。日本語では「勃起不全」と訳されます。

性交を行うのに十分な勃起が得られなかったり、維持できない。このような状態をEDと定義しています。体調が悪かったり、疲れていたり、お酒を飲んでいたりして、うまく勃起できないこともあります。

十分な勃起を得られない頻度が増えて悩んでいる人は、医師に相談してみるといいでしょう。

EDにはどんな治療法があるか

適切な治療でEDは克服が期待できる

EDの治療法として、「内服薬」と、「大概衝撃波によるED治療機械」の2つを説明します。

【EDの治療法(1)PDE5阻害薬の内服】

もっとも一般的なEDの治療法は、PDE5阻害薬を服用することです。EDは陰茎に十分な血流が流れず、陰茎の海綿体が膨張しないことで起こります。

性交前に薬剤を内服する事で陰茎の血管が開きやすくなり、勃起の改善を促します。

PDE5阻害薬は開発、販売の古い順にシルデナフィル、バルデナフィル、タダラフィルの3種類があります。

タダラフィルは、食事の影響を受けず、シルデナフィル、バルデナフィルと比べて、飲み合わせが問題となる薬が少ない、薬の効果の持続時間が長い、などの特徴があります。

シルデナフィル、バルデナフィル、タダラフィル、それぞれの効果や副作用には個人差があります。どの薬が最も効果的かは一概に言えません。それぞれの薬を内服してみて、自分に合う薬を探すことになります。

【EDの治療法(2)体外衝撃波による治療】

陰茎とその周辺の血管に体外衝撃波を与えて、陰茎の血管新生を促し勃起を改善させる治療法があります。

ここではイスラエルのダイレックス社が開発した「RENOVA(レノーヴァ)」について解説します。

『機械によるED治療のメカニズム』

レノーヴァは、体外衝撃波を利用して陰茎の血管新生を促し勃起機能を高める医療機器です。

陰茎の付け根と陰茎の側面、それぞれの左右、合計4カ所にアプリケーターを当て、3,600発(1カ所900発)の衝撃波を与えることで、広範囲で血管が揺さぶられます。この刺激によって細胞増殖因子が放出され陰茎内での血管新生が促され、陰茎への血液の流入が増加し、EDが改善されます。

一時的な症状改善ではなく、抜本的なED治療と言えます。

ED治療機器によるED治療のメリット

衝撃波で血管を刺激してEDを治療!

ED治療ではPDE5阻害薬の内服が第一選択肢ですが、心血管系障害の持病があり、PDE5阻害薬を内服できない人もいます。

PDE5阻害薬を内服したところ、頭痛やほてりなどの副作用が出現した為、他の治療法を希望する人もいます。また加齢に伴って以前よりもPDE5阻害薬によるED改善効果が落ちてきている人もいます。

こういった人たちは、レノーヴァの適応となります。

【機械によるED治療は痛い?痛くない?】

合計3,600発の衝撃波を照射することで陰茎の血管新生を促し、勃起の改善につなげるレノーヴァ。3,600発の衝撃波と聞くと、治療中の痛みが気になります。

衝撃波照射中は軽く触れられているような感覚はありますが、痛みを感じることはありません。麻酔や鎮静剤を使用する必要はありませんし、施術後の日常生活にも特に制限はありません。

【レノーヴァによるED治療の効果】

レノーヴァによるED治療を、週1回、計4回行うことで、約7割の方が勃起の改善を実感できるとされています。

まとめ

いかがでしたか?

EDの治療は、PDE5阻害薬の内服が第一選択です。しかし、持病の為にPDE5阻害薬を内服できない人や、PDE5阻害薬でのED改善効果が乏しい人には、体外衝撃波を利用したED治療が選択肢となってきます。

勃起は男性にとって若さのパロメーター。自信を持ち、充実した人生を送りたいものです。

小山 太郎

この相談の回答者

小山 太郎(こやま たろう)

【略歴】

慶應義塾大学の大学院で骨格筋の再生医療の研究、Brigham and Women's Hospital(Harvard Medical School)で
創傷治癒の遺伝子治療の研究に従事。
2009年にDクリニック東京(旧 城西クリニック)に入職してからは、10年以上にわたり多くの患者さまの診察を行い
AGA(薄毛)診療実績を積み上げてきた。
現在は診療の傍ら毛髪の研究に取り組んでおり、常に最新の知見に基づいた診療を心がけている。

2001年  3月 慶應義塾大学 医学部 卒業
       5月 慶應義塾大学病院 入職
2007年  3月 慶應義塾大学 大学院 博士課程 修了
       9月 Brigham and Women's Hospital 入職
2009年 10月 Dクリニック東京(旧 城西クリニック) 入職
2021年  6月 Dクリニック新宿 院長就任

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