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時差ボケを軽減する『20分リラックス入浴』と『5分リフレッシュ入浴』

9月に突入しましたが、これから遅い夏休みを海外で過ごされる方も多いかと思います。または、年中、海外出張に行かれる方も。今や、1,700万人を超える日本人が、海外へ渡航するといわれています。海外旅行は非日常を楽しめてリフレッシュできるから、長期休暇のたびに行きたくなってしまいますね♪

しかし、唯一憂うつなのが時差ボケ。現地に着いた瞬間はテンションが上がり、元気に動き回れるのですが、翌日以降なんとなく眠りが浅くなり、日に日に疲れが溜まっていくような!? そして帰国後、リフレッシュのはずが逆に疲れを背負い込んでしまった……なんてこと、ありますよね?

そこで“お風呂博士”と呼ばれている、バスクリン 広報の石川泰弘(いしかわ・やすひろ)さんに、時差ボケを軽減させる究極の入浴術を教えていただきました! 石川さんは、温泉入浴指導員(厚生労働省規定資格)と、睡眠改善インストラクター(日本睡眠改善協議会認定資格)の資格を有する方。講演やセミナーは年間約60回にも及び、各メディアでの取材依頼がとても多い方なのです。

「時差ボケとは、体内時計と環境の時刻のズレから生じる、日中の倦怠感や眠気、不眠、胃腸障害、肩コリ、腰痛などの様々な不調を指します。バスクリンでは、入浴による“旅行中の睡眠と時差ボケ症状に与える効果”を検討するため、調査を実施しました。すると、睡眠状況と時差ボケに密接な関係があることがわかったのです。旅行中の睡眠状況が良い人は時差ボケの症状が軽く、睡眠状況が悪い人は時差ボケ症状も悪いという相関関係が。つまり、良好な睡眠がとれていない人ほど、時差ボケ症状がひどいという『負の相関』があったのです」(石川さん)

※下のデータにて、東方(アメリカ周り)、西方(ヨーロッパ周り)を意味します。

「一方、睡眠と入浴にも密接な関係が。私たちのカラダは、体温が下がるときに眠気を感じ、このタイミングで入眠すると、スムーズに睡眠に入るようにできているのです。すると、寝つきもよく、深い眠りが得られ、自ずと目覚めもいい状態に。入浴には、交感神経(カラダを活発に活動させる)から副交感神経(カラダをリラックス状態に)へと切り替えるスイッチの役割があります。お風呂から上がると、緩やかに体温が下がり、自然な眠りを誘発。入浴は良質な睡眠に欠かせない習慣といえるでしょう。それは海外旅行先でも同じです」(石川さん)

時差ボケを軽減させるためには、まず、現地の時間に合わせるため、睡眠をコントロールすることが大切。そこで、石川さんから教わった、到着時間別2つのオススメ入浴法を伝授いたします!

(1) 夕方から夜にかけて到着したら『20分のリラックス入浴』
長旅で多少疲れていても、しっかりとバスタブに浸かってリラックスしましょう。39~40℃のぬるめのお湯に、15~20分かけてゆっくり全身浴するのが理想的。そうすることで、交感神経から副交感神経へとスイッチが切り替わり、自然な眠りを誘発。

(2) 午前中到着で、そのまま活動するなら『5分のリフレッシュ入浴』
眠気を感じている場合は、42℃程度の熱めのお湯に5分ほど短めに浸かり、眠くなっているカラダを目覚めさせましょう。すると、交感神経へと切り替わるので、着いた日も有意義に過ごせるはず。

「また、旅行先に入浴剤を持参した人は、そうでない人より、浴槽浴の割合が高まる傾向にあります。しかも、入浴剤で入浴をした人の87.5%が入浴剤による睡眠改善を実感。そのうち、90.5%が時差ボケの改善効果を実感しています」(石川さん)

※下のデータは〈入浴剤により睡眠改善したか否か〉


※下のデータは〈入浴剤により時差ボケ解消改善を実感したか否か〉

「ところが、入浴状況について調査したところ、普段、浴槽浴を多くしている人の割合が60%以上であるにも関わらず、旅行中、浴槽浴を多くした人の割合は15%に留まっています。また、入浴剤を旅行に持っていった経験のある人は、わずか39.3%という結果に」(石川さん)

「せっかくの旅行を楽しむために、入浴という手軽で効果的な方法を取り入れて、時差ボケを積極的に軽減させましょう。分包タイプの入浴剤は旅行や出張に大変便利です。旅行カバンに常備して、その日の気分に合わせて香りや効能を使い分けるといいですね」(石川さん)

不規則な生活をしている私も、万年時差ボケのような状態かもしれません。徹夜で原稿を書き終えても交感神経のままなので、眠いのにうまく入眠できないことが……。そこで『20分リラックス入浴』を試してみると、スーッと眠りにつくことができました。ただお湯に浸かっていただけで、こんなにも睡眠に違いが出るとは驚きです。時差ボケでお悩みの方は、渡航先でも浴槽浴をお試しください!

 

取材・文/美容ジャーナリスト 藤田麻弥

【プロフィール】
雑誌やWebにて、美容と健康に関する記事を執筆。化粧品のマーケティングや開発のアドバイス、広告のコピーも手がける。エビデンスのある情報を伝えるため、日本抗加齢医学会や日本香粧品学会を始め、多くの学会やセミナーを聴講。自身もアンチエイジングに関するセミナーの企画・コーディネートを務める。著書に『すぐわかる! 今日からできる! 美肌スキンケア』(学研パブリッシング)がある。

【最近のハマリもの】
出張で品川駅から新幹線をよく利用します。最近、車中で食べるお弁当は、ぼそぼそしない美味しい玄米が売りの『LIVE HAYAMA』 で調達。玄米のロウ層だけを取り除いているので、玄米の栄養成分は残しつつ、白米みたいに食べやすくて美味しいのです。お店は、品川駅 高輪口にあるWing高輪店EASTの地下1階(営業時間はAM10:00~)。葉山野菜を使った料理のイートインもできます。

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