経験値を生かしたチャレンジを
加齢に伴って物覚えが悪くなったり、計算が遅くなったりといった変化が起きることは避けられません。しかし、歳をとることで発達する能力もあります。
例えば、言葉の真意を汲み取る力や、様々な出来事を切り抜ける力といった、経験的判断が問われる能力は、歳をとるにつれ発達してくるといわれています。
新しいことを覚えるのは苦手でも、理解力や洞察力はむしろ深まってくるので、スピード勝負は若い人に任せ、長い人生経験から培われた能力を生かすことを考えましょう。
この記事の監修
浜中 聡子(はまなか さとこ)
ウィメンズヘルスクリニック東京 院長・医学博士
ウィメンズヘルスクリニック東京(旧AACクリニック銀座)院長。医学博士。米国抗加齢医学会(A4M)専門医、国際アンチエイジング医学会(WOSAAM)専門医、米国先端医療学会(ACAM)専門医などの資格を多数取得。心身両面からのケアで「ウェルエイジング」を提唱し臨床現場に立つ