お悩みカテゴリ： フィンペシア 副作用

当院で治療後に当該医療機関で受けられた手術療法（方法）や、薬剤（内服・外用）及び経過をわかる範囲でお聞かせ下さい。
治療再開時のアドバイスは担当医師が指導させて頂きます。

実際に出生したお子さんに影響があった報告はありませんが、服用する薬の中に精液中に薬の成分が含まれる場合があります。挙児希望の患者さんは、担当医とよく話し合いのうえで治療方針を決定します。患者さん自身が治療をお望みになっても、パートナーの心理的負担や不安を考慮して治療をお勧めしない場合もあります。フィナステリドの添付文書によると、アカゲザルの妊娠20日から100日までフィナステリド120ng/kg/dayを毎日静脈内投与した場合でも雌雄胎児に異常所見は認められなかった。（アカゲザルへの投与量は、フィナステリド1mgが投与された患者の1回の射精を介して女性が曝露される可能性のあるフィナステリド量の少なくとも750倍に相当する）ということです。

AGAの進行抑制の効能があるフィナステリドの添付文書には、精子に関して、精子形態異常、無精子症、精子運動性低下などの記載があります。ただし、それらの異常がフィナステリドで引き起こされたかどうかは明確にはされていません。また、フィナステリド自身は経口摂取後24時間で排泄されカラダに蓄積されることは無いので、フィナステリドの服用を中止した後に作られた精子にフィナステリドが影響することはありません。

フィナステリドはAGAの進行を抑制します。また、フィナステリドは、前立腺肥大症の治療薬として投与されることもあります。頻尿も多毛症も起こりません。

フィナステリドはAGAの発症に関係する5αR-Ⅱをブロックします。デュタステリドはAGAの発症に直接関係しないであろう5αR-ⅠとAGAの発症に関係する5αR-Ⅱの両方をブロックします。また、フィナステリドは単回服用すると24時間で排泄されますが、デュタステリドは単回服用で排泄までに72時間かかります。通常ならば、AGAの進行抑制目的でフィナステリドとデュタステリドを併用する必要はありません。個人輸入の薬は輸入する個人で判断し責任を持つ必要があります。心配や不安がある方はクリニックの医師に相談しましょう。